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DSP-444 の I2C テスト その2

ある程度実用的になったので DSP-444 ラジオの I2C テストの回路図とソースコードを公開します。

I2C で操作しているのは
・受信周波数の取得
・FM/AM/SW、受信バンドの選択
・音声出力の位相(デフォルトがLR反転なので、イヤホンで聞くためには設定が必要)
の3点です。

現時点でI2C での選局の方法はわかりません(対応するレジスタを設定しても変化なし)ので、ダイヤルによる設定としています。
適合するバリコンつまみを持っていないので、可変抵抗で選局するよう改造しています。
ここまで改造するならもう別のモジュールを使った方がいいような気もします。

表示器には hp の HPDL-1414 を使っています。この表示器はアルファベットも表示できるので、放送局のコールサインでも表示できるようにしようと思っています。
写真のように FM 補完放送も受信できます。


回路図

ソースコード (gcc)

 

DSP-444 のテスト

何年か前の福箱に入っていた、aitendo で売っている DSP ラジオモジュール DSP-444 のテストをしています。

モジュールを解析した結果 I2C レジスタの仕様がある程度わかったので、とりあえず受信周波数の表示ができるようになりました。

写真は TBS ラジオ 954kHz を受信しているのですが、このモジュールは AM のチャンネルスペースが 5kHz の米国仕様なので 955kHz の受信になってしまいます。AM の音質が悪いのもこのせいだと思います。どこかの設定でチャンネルスペース 9kHz にできるといいのですが。