月別アーカイブ: 2013年12月

aitendo の謎AM/FMラジオ基板(AM/FM-RADIO1800) + 製作

先週付けの blog に書いたとおり、aitendo 実店舗で、謎の AM/FM ラジオ基板を発見しました。
この基板は aitendo の Web ページにはありません。

 
写真の通り、「AM/FM-RADIO1800」という名前の、ワンチップラジオ IC
LA1800 (SANYO)を使ったスタンダードなラジオ基板です。

一目見た瞬間、何かとてもすごい違和感を感じましたが、1 つ¥30 だったので
迷わず購入して帰りました。

さて、基板をまじまじと見つめていると・・・あれ、LA1800 って・・・


やっぱり(笑)!SDIP なんですよね。横幅も違うし。

違和感の正体もわかったところで、ラジオを組んでみましょう。
予想通り、この基板は 「AKIT-1800」と同じ回路です。
もっと言えば、1 年ほど前にパーツキットとして売られていたものですね。
当時「基板は後で発売」となっていながら、しばらく発売されなかったのは、
こういう理由だったんですね。

というわけで、家にあった適当なパーツで組んでみました。

写真の通り、LA1800 は無理やり配線しています。
また、手持ち部品の都合で、回路定数は若干変更しています。
AM/FM とも無調整で鳴りました。(FM アンテナは撮影後に配線)
回路図を見てのとおり、AM はストレートなので、選択度はそれなりです。


数年前、aitendo のアンケートで「作るのが難しいキットを作って欲しい」と書きました。
以来、0.65mm ピッチの半田付けを要求したり、問題箇所を自分で見つける必要があったりと
若干の知識と経験を必要とする商品が、いろいろしかも格安で販売されています。
中には「ちゃんと動かないキットだ」という人もいるでしょうが・・・
私としては作る楽しみがあって嬉しい限りです。

今日の買い物

@aitendo
今回から外税です!
-電池金具(単3) x10 ¥100
-電池金具(単4) x10 ¥100
この金具地味に手に入りにくいので、ありがたいです。

-スピーカユニット(4Ω 3W) x1 ¥295
ラジオ用にしよう。

-FMラジオ基板(LA1800用) x1 ¥30
これ、ウェブページにはない商品です。
基板の突っ込みどころに関しては、いずれ紹介するつもりです。

-STM32F103V マイコン基板 x1 ¥30
一見ちゃんとしてるけど、ちゃんと回路図どおりの基板なのかな?

-OLED HT16A102 (HOLTEK) x3 ¥90
詳細不明。ドライバ IC の評価品っぽい。
96×64 4bit モノクロ。OLED で31ピンはかなり多いですが・・・。

-HRS DF1BZ-6P-2.5DSA x100 ¥100
6pin 2.5mm ヘッダ(HRS DF1B シリーズ)。
ソケット:DF1B-6S-2.5R
都合のいいことに、千石にありますね。

今日のパーツ:AD569 (Analog Devices)


16bit の高精度 DAC です。
某所で買ったジャンク箱に入っていたものなので、多分動かないのですが・・・
生きていれば儲けものです。
そんなわけで、いずれテストしてみたいのですが、
電源と配線が面倒なので、なかなか重い腰が上がりません。

今日のパーツ(?):センター試験のリスニング装置基板(初代)

ニュースによると、近いうちセンター試験がなくなってしまうかもしれないようです。

私がセンター試験を受験したときは、ちょうどリスニング試験の導入初年度でした。
今はわかりませんが、当時はリスニング装置の持ち帰りが自由であり、geek だった私は
当然分解目的で持ち帰ってきたわけです。
私が受験した大学はリスニングが必須ではなかったので、まさにこれは
分解目的の記念受験というわけです。
(点数は 38/50 点でした。)

ついでに友達からも 1 つもらい、2 つのリスニング装置基板が私の手元に残りました。

月日は流れ・・・最近その基板を発掘したので、ここに写真をアップロードしておきます。


写真のように、当然といえば当然ですが、ほとんど SMDです。
設計は確か SONY だったと思います。
メモリーカードは ROM のメモリースティックでした。したがって、画像のカードコネクタは
メモリースティック用でろくに使い道がありません。せめて SD なら・・・。
データは市販カードリーダで読み込めましたが、独自フォーマットで解析不能でした。
したがって、ミュージックプレーヤとしての再利用はあきらめざるを得ませんでした。

また、単三電池を 1 本使用しますので、DC-DC コンバータが付いていますが、
ワンチップではなく外部トランジスタ+ドライバ構成です。
結局、再利用しやすい部品はイヤホンコネクタと電池端子くらいで、がっかり基板というわけで、
こうして手付かずで残っているわけです。

ちなみに翌年以降の装置は持っていません。

やったぜ。