ラインフィルタで絶縁電源を作るテスト

デジットのセールでラインフィルタが 100個¥500 と激安なのでつい買ってしまいました。

ラインフィルタは SU10VF-05050 という型番で、
AC 入力回路のコモンモードフィルタを想定したものですが
要はトランスなので絶縁電源に応用できそうです。
電力は取り出せなくても、1個¥100 以内の絶縁電源でマイコンを動かすことができれば
いろいろ応用ができます。

回路図(TC40H000P 使用)

回路図(NE555P 使用)

そういうわけで、あり合わせの部品で試作したのが写真左側の回路です。
(右側は一緒に買ったステッピングモータのテスト回路)
フライバックコンバータを構成していて、
シャントレギュレータとフォトカプラで電圧誤差を一次側にフィードバックすることで
安定化された +5V を出力します。

AC ライン用のラインフィルタは DC 電流を流すことを考えられていないので、
電力トランスとして使うとすぐに飽和してしまいます。
図の回路でおおむね 20-30mA くらいの電流を取ることができます。

ラインフィルタで絶縁電源を作るテスト」への2件のフィードバック

  1. PandaMFH

    こんにちは。同じような事をしている者です。
    面白そうな記事なので、ごみコメント残させてい頂きます。
    ラインフイルタを、コアロスと磁気飽和を天秤にかけて、小生は、もろもろの理由から、周波数を50k㎐程度で15V 入力で±13V/20mA 程度で使用しています。絶縁が主目的であれば、両電源も出来るのでラインフィルターも使いようですよね。
    他にもHC14相当のICを使ってバック電源を作った経験があります。OFF時間固定、ON時間調整の方法で良ければ、この方法もお勧めです。

    返信
    1. Eleken 投稿作成者

      ごみなんてとんでもない、有益なコメントありがとうございます。
      私の方の回路で言うと、構成的にはフライバックコンバータになると思うのですが、
      倍電圧整流にして両電源を取れないかやってみて、うまくいかなくてやめたように記憶しています。
      出力電圧2倍にして、分圧した中点を GND とする方が良いですかね。
      何にしても、壊しても懐が痛まないというのがこれの良いところです。

      似たような変な電源の例として、コンパレータ LM339 を使った DCコンバータとか、
      LM386 でチャージポンプは試した記憶があります。

      返信

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